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[BOOKデータベースより]
20世紀音楽は、わたしたち人間とは何か、世界とは何か、生きるとは何か、あるいはよりよく生きるとは何か、なぜわたしたちは愛しあうのか…。そのような問いに答えようとしてきたのではないか。それは文学ほど具体的ではないかもしれないし、絵画をはじめとした造形芸術ほど直接的ではないかもしれないが、それでもなお、抽象的な音の連鎖に、音の戯れに、音の重なり合いに、あるいはそのひずみに、その屈折に、その絶叫のはざまに、世界と対峙し「わたくし」に問いかけようとする真摯できまじめな、わたしたちと同じ人間の肉声が聞こえてきはしないだろうか。20世紀クラシック音楽を俯瞰し、その展開と特質を描き出す。
第1章 飽和(綜合芸術の夢とロマン主義の暴走、そして絶対音楽の完成;鳴動する宇宙;印象主義?象徴主義? ほか)
[日販商品データベースより]第2章 拡散(イギリス、イタリア―伝統と革新;壁のこちら側から向こう側へ;アメリカ―新大陸の音楽 ほか)
第3章 変容(忘れられたシンフォニスト;鳥の声と管理された偶然性;前衛の栄光と挫折 ほか)
クラシック音楽の時代は「終わって」いるだろうか。ヴァークナーからジョン・アダムズまで、20世紀クラシック音楽の世界を俯瞰しつつ、その重要性に比して、日本の音楽史で注意を払われてこなかった作品を紹介。