- 井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法
-
- 価格
- 1,047円(本体952円+税)
- 発行年月
- 2006年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784062135108
[BOOKデータベースより]
「憲法の大切さを子どもたちに伝えたい」作家・井上ひさしの新しい試み。「絵本 憲法のこころ」―平和憲法の精神を表している「前文」と「第九条」を、井上ひさしが子どもにも読める言葉に「翻訳」。いわさきちひろの絵とともに、憲法に書いてあることを、心で感じる絵本。「お話 憲法って、つまりこういうこと」―日本国憲法のもとになっている考え方、重要な条文の内容、そして、なぜ憲法をかんたんに変えてはいけないのか?井上ひさしが、実際に小学生に向かって話した内容を再録。
絵本 憲法のこころ
お話 憲法って、つまりこういうこと
付録 日本国憲法(全文)
「憲法の大切さを子どもたちに伝えたい」
ーー作家・井上ひさしの新しい試み
<絵本>憲法のこころ
平和憲法の精神を表している「前文」と「第九条」を、
井上ひさしが子どもにも読める言葉に「翻訳」。
いわさきちひろの絵とともに、
憲法の内容を、心で感じよう。
<お話>憲法って、つまりこういうこと
井上ひさしが、小学生に語りかけたお話。
1憲法ってなんだろう
2なぜ「きまり」がいるんだろう
3憲法にも種類がある?
4憲法前文を読んでみる
「あたらしい憲法のはなし」
(昭和22年日本国憲法が施行されたとき、文部省が子どもたちに配った冊子より)
5「象徴」ってなんだろう
6第九条のこと
7「個人の尊重」ってなんだろう
8日本人であるということ
9私たちの使命
<付録>
日本国憲法(全文)
(「はじめに」より)
「二度と武器では戦わない。ーーこれは途方もない生き方ではないか。勇気のいる生き方ではないか。日本刀をかざして敵陣へ斬り込むより、もっとずっと雄々しい生き方ではないか。度胸もいるし、智恵もいるし、とてもむずかしい生き方ではないか。そのころの私たちは、ほとんどの剣豪伝を諳(そら)んじていましたが、武芸の名人達人たちがいつもきまって山中に隠れたり政治を志したりする理由が、これでわかったと思いました。剣よりも強いものがあって、それは戦わずに生きること。このことを剣豪たちはその生涯の後半で知るが、いま、私たちはそれと同じ境地に立っている。なんて、誇らしくて、いい気分だろう。
この子どものときの誇らしくていい気分を、なんとかしていまの子どもたちにも分けてあげたいと思って、私はこの本を手がけました。」
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 晴さんのにぎりずし
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2023年01月発売】
- 大人も知らない? 日本文化のなぞ事典
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2024年12月発売】
- 言いわけ禁止!心を鍛える教え
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2019年04月発売】
- かしこく学ぼう!はじめてのお金教室 4
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2020年12月発売】
- 勉強ってしなくちゃダメ?
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2018年09月発売】
憲法改正が言われている今、改めて日本国憲法の理念を考えてみると、屁理屈のような解釈と、ごり押しの歪曲化がまかり通っている現代では、胸を張って説明できる自信どころか、学校で習った事が嘘だったような気にもなってしまうのです。
大いに後ろめたさを感じつつ、この本を読んで、政治ってなんと欺瞞に満ちているのかと思ってもしまいました。
子どものための本の体裁ですが、子どもに伝えようとしている大人のための本のように感じました。
改めて9条以外の条文も読んだことも、良かったと思います。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】