- ラプンツェル
-
Rapunzel.
BL出版
ヤーコプ・グリム ヴィルヘルム・グリム バーナデット・ワッツ 福本友美子- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2006年06月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784776401858
[BOOKデータベースより]
まほうつかいは、たかいとうに、ラプンツェルをとじこめました。そしてまい日、とうの下にやってきては、ラプンツェルによびかけました。「ラプンツェル!ラプンツェル!おまえのかみを、おろしておくれ!」。
[日販商品データベースより]魔法使いに高い塔に閉じ込められて育ったラプンツェルは、ある日王子様と出会う。だが、そのことを知った魔法使いが、ラプンツェルを遠い荒れ野原へ追いやり…。グリム童話を海外の作家が描き下ろした絵本。
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バーナデット・ワッツの『ラプンツェル』にはいくつかのバージョンがあるようです。
1985年刊の相良守峯訳と、この福本友美子訳の他に1979年の大島かおり訳(佑学社刊)を知りました。
そして、1979年の佑学社版とこのBL出版版ではワッツが絵を書き直していて、まったく異質の作品になっていることに興味を持ちました。
佑学社版は『ヘーゼルとグレーテル』(相良守峯訳、岩波書店)と同じ、どちらかというと暗いイメージの絵で少し違和感を覚えるのに対して、このラプンツェルはメルヘンチックに仕上げられています。
魔女もラプンツェルに「裏切られる」までは、とても気品のある魔女として描かれているのが新鮮。
王子様もほのぼのとしていて、失明した後の不幸があっさりと描かれています。
前作があまり好意をもって受け入れられなかったからでしょうか。
相良守峯訳と大島かおり訳を比較できていないのですが、大島かおり訳では二人の子どもは出てきません。
バーナデット・ワッツの絵本には、いろいろな味わいがありますが、この絵本は安心感があります。
(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
【情報提供・絵本ナビ】