ジョイスのパリ時代

『フィネガンズ・ウェイク』と女性たち

みすず書房
宮田恭子　

• 価格: 3,960円（本体3,600円＋税）
• 発行年月: 2006年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784622072270

内容情報

[BOOKデータベースより]

裏方に徹したシルヴィア・ビーチやマライア・ジョラスたちの肖像から、ベケットに失恋して精神の昏冥に沈む愛娘ルチアの病跡へ。ジョイス・パリ時代の明暗。

第１部　パリのミューズたち（ジョイスのパリ；シルヴィア・ビーチ；マライア・ジョラス；カレス・クロスビー；ケイ・ボイル）
第２部　ルチア・ジョイス（誕生・生い立ち；芸術家志願；ベケット；病気の進行；現代芸術と統合失調症；『フィネガンス・ウェイク』；装飾大文字；昏冥の彷徨）

[日販商品データベースより]

１９２０・３０年代、ジョイスを取り巻くモダニストの女性たち、ジョイスの娘ルチアとベケットの恋、ベケットのジョイス観を考察。パリ時代のジョイスの創造生活を展望する貴重な１冊。