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[BOOKデータベースより]
EU統合への進展をバネに、いまヨーロッパは大きく変わりつつある。統合への試行錯誤の長い歴史をもち、大小多数の国によって構成され、多くの課題を抱えつつ着実な歩みを進める複雑なヨーロッパ経済を、統合の歴史と現状を中心に、その全体像を体系化し解説。
第1部 EU統合の展開(世界の地域経済統合とEU統合の独自性―統合の歴史的発展と制度的枠組み;関税同盟と域内市場―財・サービス・資本・人の域内自由移動の進展 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 現代ヨーロッパ経済の動き(EU経済と産業―競争力強化に励む欧州産業;ヨーロッパの金融システム―グローバル化・ICT化への対応 ほか)
第3部 EU諸国の経済と統合(フランスとEU経済―ディリジスムからの脱却;ドイツとEU経済―低成長に悩む「ライン型資本主義」 ほか)
第4部 現代ヨーロッパの国際関係(EUと中東欧諸国―EU東方拡大の課題;EUと対外通商関係―影響力を強めつつあるEU ほか)
中東欧諸国の加盟というEUの拡大の一方、イラク戦争をめぐる政治的対立や経済の停滞が続き、2005年にはEU憲法条約の批准が否決された。定評あるヨーロッパ経済の本格的テキストを、全面的にアップデート。