飽食の海

世界からｓｕｓｈｉが消える日
Ｔｈｅ　ｅｎｄ　ｏｆ　ｔｈｅ　ｌｉｎｅ．

岩波書店
チャールズ・クローバー　脇山真木　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2006年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000247573

内容情報

[BOOKデータベースより]

魚の数の急激な減少や生息地での異常な事態―。いま、世界規模での乱獲により、海は疲弊してきている。そのうえ、美味しい魚を食べ続けたいという人間の欲は、深海の世界へも踏み込んでいる。一度獲られたものでも、三分の一ほどの不要とされた魚は、日々廃棄されている。そして、魚が消えた海では、別な生き物が暮らしはじめている…。もう戻れない、滅亡への一線を人類は超えてしまうのか。再生への道は？世界中の海での長年の取材と膨大なデータによる渾身の書。

ムダ死にする魚たち
嘘をすっぱぬく
クロマグロ狂騒曲
貧者から盗んで、金持ちの食卓にぎわう
北海―世界で一番酷使されている海
衛星テクノロジーで武装した海の男たち
深海―最後のフロンティア
海は無尽蔵か？
タラ崩壊―ゴールドラッシュの果てに
共有された海の悲劇
黒い魚
料理長の責任
さようなら、魚たち
カウボーイの死
魚にえさをやらないでください
マックミールよ、永遠に！
養殖は主流になれるか？
海のユートピア（取り戻した海）
食べてよい魚（コンシューマー・ガイド）

[日販商品データベースより]

美味しい魚を食べ続けたいという人間の欲は深海へ向かい、不要な魚は日々大量に廃棄されている。海再生への道はあるのか。欧米のメディアが賞賛した、世界中での長年の取材と膨大なデータによる渾身の書。