- しょうゆの絵本
-
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2006年03月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784540051999
[BOOKデータベースより]
アツアツのおみそ汁に、ほかほかのごはん。おかずは、なっとうに生卵、焼きのり、おひたし。朝ごはんの定番だね。そして、これらを食べるときになくてはならないのが、しょうゆだ。なっとうや生卵に入れたり、おひたしにタラッとかけたり、のりにつけたりするね。日本では、毎日あたりまえに使われているしょうゆ、いったい、どのようにしてつくられてきて、どうして、こんなにおいしいんだろう。
しょうゆの味は、絶妙なハーモニー
みそから滴った、濃厚な調味料
関東の濃口と、関西の淡口
しょうゆのうまみは、どのように生まれる?
淡口、濃口、しょうゆいろいろ
原料を手に入れて、製麹箱と道具を用意しよう!
しょうゆをつくる手順を頭に入れておこう
まず麹を育てよう1 大豆と小麦に種麹をまぶす
まず麹を育てよう2 盛りこみに保温、手入れ
仕込む!週1〜2回かきまぜて熟成1年〔ほか〕
食卓に欠かせないしょうゆは、塩味、甘味、酸味、旨味、香りの絶妙なるハーモニー。大豆と小麦で麹をつくり塩水を加えて熟成させると、色も味も変化する。魚と塩でつくる魚しょうゆにも挑戦。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 現地の人に聞く! 日光修学旅行ガイド
-
価格:4,950円(本体4,500円+税)
【2017年03月発売】
- ちびまる子ちゃんの春夏秋冬教室
-
価格:935円(本体850円+税)
【2010年03月発売】
- 大阪市の歴史
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2006年10月発売】
醤油の味や成分、醤油の歴史、いろんな種類の醤油、家庭でできる醤油の作り方、醤油を使った料理など、総合的に学べる絵本。
巻末に詳しい解説あり。
昔の雰囲気を感じさせる懐かしいような絵が、醤油という題材によく合う。とても古い調味料だが、意外と歴史は(思ったより)浅く、室町時代ごろ。醤油のご先祖様に当たるものは、うんと歴史は古いが、現代、私たちが使っているような形になるまで時間がかかった。
醤油は作るのも時間がかかる。本書には家庭で醤油を作る手順や、発酵などの仕組みが懇切丁寧に紹介されている。大豆をやわらかく煮るのも時間がかかるし、温度管理をしながら麹を育てるのも時間をかける。更に、熟成するのに1年ー1年半。絞るのも重石をかけて、時間もかけて丁寧に。
何気なく使っていた醤油だが、非常に手間隙かかる調味料だとわかり、ありがたみが感じられる。
以前、落語家の人の書いた自叙伝を読む中に
「おしたじ(醤油)」を両親が大事に扱っていて、昔は高価なものだった、という記述を見た覚えがある。この絵本を読んで、ようやく醤油は高価なものだった、の意味がわかった。
野田にある醤油工場を見学したことがあるが、現在は機械化されて、多くの工程が無人でできるようになった上、原材料を安く調達(輸入など)することができて醤油の価格が下がったが、昔は手作業で行い、流通や原材料の調達などのことも考えると、やはり「高価なもの」だったのだろうと思う。
先人の知恵や、文化・歴史、
口に入るものの、ありがたさが良くわかった。(渡”邉恵’里’さん 40代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】