２０世紀西洋人のモラル

『インドへの道』注釈

北星堂書店
林節雄　

• 価格: 4,620円（本体4,200円＋税）
• 発行年月: 2006年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784590012001

内容情報

[BOOKデータベースより]

２０世紀英文学の「古典」になろうとする小説でＥ．Ｍ．フォースターは、英国人さらには西洋人の倫理的自己反省をこころみた。テクストを詳細に読み直し、分析する。

第１部　イスラム教の礼拝堂（インドの空の下の小さな人間の姿；悪い英国人といい英国人；英国から来た母と英領インド公務員の息子　ほか）
第２部　大地の洞窟（西洋ロマンチシズムがインドの大地の古層に見た「父母未生以前本来の面目」すなわち小説の宇宙観の形象化；国際親善旅行でマラーバル洞窟見学に出発；ミセズ・ムアの臨終先行体験　ほか）
第３部　ヒンドゥー教の寺院（地中海世界の南の出口の先にある異様な、究極の合一への想いを誘う文明；２年後のアズィズとゴドボリ；気まずい再会　ほか）

[日販商品データベースより]

２０世紀英文学の「古典」になろうとする小説でＥ．Ｍ．フォースターは、英国人さらには西洋人の倫理的自己反省を試みた。フォースター最後の長篇小説「インドへの道」を詳細に読み直し、分析、注釈、批評する。