チェーホフの戦争

青土社
宮沢章夫　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2005年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784791762507

内容情報

[BOOKデータベースより]

もう戦争は始まっている！それはチェーホフを読めばわかる。土地、女性、自殺、戦争…没後百年を経て、ますます生々しさをますチェーホフの４大戯曲を、気鋭の劇作家／演出家が精緻に読みとき、現代の“戦争”にそなえるための構えを模索する傑作評論。

不動産業者の普遍性―『桜の園』（泣く喜劇；舞台空虚；遠い音）
女優の生き方―『かもめ』（「男」が作るコード；法に抗う者；悲惨、滑稽、解放）
四十七歳の憂鬱―『ワーニャ叔父さん』（「世界」が老いている；憂鬱の可能性；「からだ」が出現するとき；「まだ」と「もう」のあいだ）
軍楽隊の音が聞こえる―『三人姉妹』（戦争の劇；時間を表徴する女；遠景としての火事）

[日販商品データベースより]

土地、女性、自殺、戦争…。没後１００年を経て、ますます生々しさを増すチェーホフの４大戯曲を、気鋭の劇作家／演出家が精緻に読み解き、現代の〈戦争〉に備えるための構えを模索する傑作評論。