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[BOOKデータベースより]
「ドイツ」という名前は、どこから来たのか。遡れば、言語を表す一つのラテン語形容詞にたどり着く、この「語の成立事情」をめぐる謎は、初めて本書によって解かれる。9世紀の東フランク王国を構成する4「部族」は、言語=ドイツ語の統一性に基づき、「民族」の意識=ドイツの名を内発的に獲得した。―この長く支配して来たドイツ史学界の「常識」は、本書によって崩れた。ドイツ人の名がアルプス以南に発する他称であってそれを彼らは、オットー大帝以降の長い接触過程の中で受容した、という事実が明らかになっていく。「ドイツ王国」ではなく、「ローマ帝国」に固執したドイツ人の政治意識、それに対応する彼らの歴史観、彼らのナショナルな意識の形成とアイデンティティ問題などが、概念史の手法で、鋭く史料に即して考究される。
中世全期にわたる概観(中世におけるドイツ人のアイデンティティ問題)
第1篇 「ドイツ」という語の起源と意味(theodiscusの起源;frenkisk―九世紀フランク王国におけるtheodiscusとteutonicusの歴史について)
第2篇 ドイツ人―民族名の受容と歴史意識の形成(ドイツ人と彼らの民族名の受容;ユリウス・カエサルとドイツ人―グレゴリウス七世・ハインリヒ四世期におけるドイツ人の歴史意識の形成とその内容)
第3篇 中世後期におけるドイツ・ネーション(言語とネーション―一一世紀末から一五世紀中葉にいたる語“deutsch”の歴史に寄せて;ドイツ・ネーションとマルティーン・ルター)