この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 数理モデルはなぜ現実世界を語れないのか
-
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2025年09月発売】
- 分断するコミュニティ
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2017年10月発売】
- オーストラリア多文化社会論
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2020年02月発売】
- 知られざる地政学 覇権国アメリカの秘密 上巻
-
価格:4,620円(本体4,200円+税)
【2023年09月発売】
- 復讐としてのウクライナ戦争
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2022年11月発売】






























[BOOKデータベースより]
ネオ・リベラリズムという時代の流れのなかで、多文化主義という理念をいかに“再構築”するのか。反‐本質主義的多文化主義は、なぜ、エスニック・マイノリティのエンパワーメントを阻害する「意図せざる帰結」をもたらしたのか。70年代以降、白豪主義からマルチカルチュラリズムに政策転換してきたオーストラリアを事例に明らかにする。
序章 ネオ・リベラリズムと多文化主義―問題設定と方法
第1章 「エスニック・グループ」の構築と変容―一九七〇・八〇年代の公定多文化主義言説
第2章 多文化主義研究における反‐本質主義―オーストラリアにおける展開
第3章 「包摂」的多文化主義の形成―一九九〇年代における公定多文化主義言説
第4章 「包摂」と多文化主義への反動―ジョン・ハワードとネオ・リベラリストのポリティクス
第5章 反‐本質主義的多文化主義の政治的帰結―「縮図」としての「EAC改名論争」
終章 「対抗原理」としての多文化主義にむけて