- 恍惚の人 改版
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- 価格
 - 990円(本体900円+税)
 - 発行年月
 - 2003年02月
 - 判型
 - 文庫
 - ISBN
 - 9784101132181
 
 
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- 
								Katsuei
								
									




								
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高齢者福祉は改善されないまま
この小説が昭和47年の作品だとは思えない程、現在も高齢者福祉に関する状況は改善されていないように感じた。
これがそんなに古い話だと感じる点は、エアコンがない事くらいではないかと思える程、夫の対応も妻の苦難も息子の反応もそんな感じではないかと思える程であった。私も恍惚の人となる事は避けられない事なのではないかと思うと、そんなになるまで長生きしたいとは思わない。
しかし自分が恍惚の人となった時、そうだと判断する能力すら失われているのだと、ならばこの小説の恍惚の人の様に、憎めない老人になりたい。 

























[BOOKデータベースより]
文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果して幸福か?日本の老人福祉政策はこれでよいのか?―老齢化するにつれて幼児退行現象をおこす人間の生命の不可思議を凝視し、誰もがいずれは直面しなければならない“老い”の問題に光を投げかける。空前の大ベストセラーとなった書下ろし長編。