- 〈関係〉の詩学
-
Poe´tique de la relation.
- 価格
- 4,070円(本体3,700円+税)
- 発行年月
- 2000年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784900997035
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[BOOKデータベースより]
マルティニク。地球を流浪する魂たちの場。セゼール、ファノンから、コンフィアン、シャモワゾーまで。その中にあって誰よりも壮麗な響きを奏で続けるクレオールの星座の結節点、それがエドゥアール・グリッサンだ。もっとも小さな情景や叫びに“世界の響き”を聴きとり、閃光とともに炸裂するカオスの中に“関係”の網状組織を見抜きつつ、あらゆる支配と根づきの暴力を否定する確信と持続。グリッサンの思考がもっとも精緻に展開された、圧倒的な批評の軌跡。ロジェ・カイヨワ賞受賞作。
1 接近―一つの接岸、千の渡り(開かれた船;流浪、亡命;詩学;根づいた流浪)
2 基本要素、地水火風―基本的なものは絶対的にみずからを再構成する。(反復;拡がりと血統;閉ざされた場所、開かれた言葉;世界化されたバロックについて;詩の情報について)
3 さまざまな道程―声に出して、隔たりを記すために(クレオール化;口述する、命じる;塔を建てる;透明性と不透明性;黒い砂浜)
4 理論―理論とは不在、曖昧、そして吉兆(関係;関係とカオス;決定的な隔たり;そのそれ;結ばれ(中継され)、語られ)
5 詩学―ありつつあるもの、その実質において無限の多様(一般化;なくありつつあるもの;不透明性のために;開かれた円環、生きられた<関係>;燃える砂浜)