- 珍妃の井戸
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- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 2005年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062750417
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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「おすすめ夏の文庫2014」レビューコメント
中国清王朝末期の皇帝、光緒帝の皇妃(皇后ではありません)である珍妃の死の謎に、イギリスやドイツなどの列強国の軍人・外交官達が迫るという小説です。悲しくも美しい物語です。中国史は三国志とかのほうが日本ではメジャーですが、清王朝というあまり馴染みのない時代の中国史も如何でしょうか。(吟遊詩人/男性/30代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
中国の清王朝末期の義和団事件の最中に、紫禁城内で命を落とした、光緒帝の側室の珍妃の死の真相に、イギリスやドイツの軍人といった人間が迫っていくという内容です。悲しくも美しい物語で、一読の価値はあると思います。(食い残しの竹輪/男性/20代)
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sige
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珍妃はほんとうに美しい
蒼穹の昴の一場面のピックアップ版のような。
蒼穹の昴の中で、光緒帝の妃である“珍妃”が紫禁城内の片隅にある井戸で、無残な殺され方をした。この事件についての考察。捜査に乗り出した大英帝国海軍提督ソールズベリーが知ったあまりにも切ない真相。犯人は一体誰か。なぜ殺したのか。これを調べるためにニューヨークタイムスのトーマスバートン、光緒帝に仕えた御前太監の蘭琴、総司令官の袁世凱、光緒帝側室の瑾妃、永和宮太監の劉蓮焦、愛新覚羅溥儁、最後に光緒帝へと事情聴取する。
いまひとつ、すっきりしない幕切れである。
それよりも、珍妃は文中の表現でも大変美しい側室であるということで、実在人物なので画像検索してみた。本当にきれいでかわいい顔立ちである。
また、光緒帝の隆裕皇后は、西太后の弟の娘ということで作者の表現を借りると“色黒で顔が長く、出っ歯で猫背、雰囲気はラクダのよう”というむちゃくちゃな表現。
また姉の瑾妃は“ブタで、背が小さく、顔は風船のように大きく、首が無かった”と、これまたむちゃくちゃです。この二人も画像検索で見たが悲しいかな言いえて妙である。
光緒帝は“珍妃のみを心から愛し、姉の瑾妃を少し愛し、隆裕皇后はたまに愛した”らしい。私もそうするだろう。
[BOOKデータベースより]
列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは―。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。
[日販商品データベースより]列強諸国に蹂躙(じゅうりん)され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか? 犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは――。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。(講談社文庫)
美しき妃はなぜ誰に殺された?
列強諸国に蹂躙(じゅうりん)され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは――。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。