- 人斬り以蔵 改版
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2004年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101152035
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それなりに興味を覚えた
主にあまり歴史の表舞台に出てこない人物の半生記を描いた短編集。それなりに興味深かった。大村益次郎(村田権六)の「鬼謀の人」、津山藩の井沢斧三郎が兄の仇討をつ「大夫殿坂」、古田織部正重義とよく似た善十、鎌田刑部左衛門に身代わりをさせる「割って、城を」、「人斬り以蔵」は他の本で読んだのでダブっている。「おお、大砲」は大和高取の梅村藩の中書新次郎が大砲を使い天誅組を打ち砕く波乱万丈な話だが、養家の笠塚家の出戻り娘、妙を娶り、敵意方の玄覚防の人生を左右させ、最後は医師として落ち着いたという内容。塙団右衛門の「言いふらし団右衛門」、井上聞多を二度救った所郁太郎の半生記「美濃の浪人」、二人の後藤又兵衛を描いた「売ろう物語」。大村益次郎や後藤又兵衛はともかく、表舞台に出てこなかった人々の半生記をよく調べて描くということにただ感心するばかりだ。