- やまんばとがら
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- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2004年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784001163667
[BOOKデータベースより]
子を産んだやまんばが、餅をよこさないと村びとたちを食い殺すという。ところが、恐る恐るとどけにいった老女を待っていたのは、意外にも心やさしいやまんばでした。いきいきとした人物描写がみごとな絵本。
[日販商品データベースより]恐る恐る餅を届けにいったおばあさんを待っていたのは、意外にも心やさしいやまんばと、がらという名の元気な子どもだった。21日だけ手伝ってくれと頼まれ、おばあさんは働き始めるが…。
























秋田の昔話だそうです。
やまんばのにしき、で知っていたおはなしでした。
月見をしていた村に、突然の雷雨。
最初からスリリングな幕開けです。
なんでも、ちょうふく山のやまんばが子を産んだので、餅をついてもってこい、だと。
そこで、70過ぎのあかざばんばが届けに行くのですね。
当時だと相当高齢のばんばの「村のために」の行動に感動です。
いざ、対峙したやまんばは、案外穏やかで、
がらという子どもも怪力ですが、なかなかいい子です。
かくして、産後の手伝いをすることになったばんば。
こんなエピソードが盛り込まれていることに、ほっこりします。
お土産に持たされたのが、切っても切っても長いままの錦。
昔話語りの中で、鮮やかな色彩が目に浮かびます。
長谷川摂子さんの再話は、このやまんば親子に焦点が置かれているのでしょう。
その親子像も素敵です。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】