- 蒼穹の昴 4
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- 価格
- 781円(本体710円+税)
- 発行年月
- 2004年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062748940
[BOOKデータベースより]
人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるものか―紫禁城に渦巻く権力への野望、憂国の熱き想いはついに臨界点を超えた。天下を覆さんとする策謀が、春児を、文秀を、そして中華四億の命すべてを翻弄する。この道の行方を知るものは、天命のみしるし“龍玉”のみ。感動巨編ここに完結。
[日販商品データベースより]運命に立ち向かい生きる道を切り拓くすべての夢見る人に捧げる「賛歌」
読めば勇気が湧いてくる感動巨編完結!
人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるものか――紫禁城に渦巻く権力への野望、憂国の熱き想いはついに臨界点を超えた。天下を覆さんとする策謀が、春児(チュンル)を、文秀(ウェンシウ)を、そして中華4億の命すべてを翻弄する。この道の行方を知るものは、天命のみしるし“龍玉”のみ。感動巨編ここに完結!
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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sige
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西太后は本当は優しかった?
北京駅での西太后の汽車見学時での暗殺未遂から始まる。光緒帝と西太后の争いは深くなるが、光緒帝のほうは追い込まれていた。このあたりになると、かなり近い過去となり史実に基づくので、ドラマチックなラストではない。
最終的に、文秀と春児はスッと消える。結局、清国で上まで上り詰めた二人は、宿命から逃れることはできなかった。ちょっと寂しい終わり方である。
最後に、この小説で浅田次郎は、西太后の扱いは、政治には厳しいが、心はあくまでも“優しい”人物として描いている。西太后を扱った物語はたくさんあるが、大抵、性悪女として描かれるが、浅田次郎さんの新しい視点なのだろうか。