肉中の哲学

肉体を具有したマインドが西洋の思考に挑戦する
Ｐｈｉｌｏｓｏｐｈｙ　ｉｎ　ｔｈｅ　ｆｌｅｓｈ．

哲学書房
ジョージ・レーコフ　マーク・ジョンソン　計見一雄　

• 価格: 7,260円（本体6,600円＋税）
• 発行年月: 2004年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784886790866

内容情報

[BOOKデータベースより]

高速で意識には到達不可能なニューラルなプロセス（認知的無意識）に分け入って、概念システム、カテゴリー、推論のメカニズムを解き、アイデア（観念）と感覚運動の同時賦活の瞬間を明らかにする。こうして、身体から切り離されたマインドの上に建つ楼閣＝形而上学の全て、分析哲学、ポストモダン哲学が、実証的に覆されるのだ。「汝自身を知れ」への、マインドと脳の科学からの回答。

第１部　身体化された心はいかなる風に西洋哲学の伝統に挑戦するか（イントロダクション：我々は何者であるか；認知的無意識　ほか）
第２部　基本的な哲学的アイデアの認知科学（哲学的アイデアに関する認知科学；時間　ほか）
第３部　哲学の認知科学（哲学の認知科学；ソクラテス以前：早期ギリシア形而上学の認知科学　ほか）
第４部　身体化された哲学（肉中の哲学）
付録　言語パラダイムに関するニューラル理論

[日販商品データベースより]

心は肉体に埋め込まれている。脳科学と言語学の知見に基いてギリシア哲学からビッグバン理論まで原理的に覆す。付録として「言語パラダイムに関するニューラル理論」を収録する。