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[BOOKデータベースより]
中絶の権利の承認と胎児の生命に対する配慮は両立できるのか。フェミニズム思想の深化をめざして、リベラリズムとの差違を明らかにする。
産む産まない権利とリプロダクティブ・フリーダム
[日販商品データベースより]1 フェミニズムとリベラリズムの相克(井上達夫・加藤秀一の論争)
2 身体を所有する権利をめぐって(所有権としての中絶の「権利」;身体的統合の平等としての中絶権―ドゥルシラ・コーネルの試み;「身体」の再編)
3 プライバシー権をめぐって(公私の分離原則とプライバシー権;「ケアの倫理」とリベラリズム批判―キャロル・ギリガンの『もうひとつの声』;宗教的自由としての中絶の「権利」―ドゥオーキンの『ライフズ・ドミニオン』をめぐって)
リプロダクティブ・フリーダムに向けての課題
中絶の権利と胎児の生命に対する配慮は両立できるのか。フェミニズム思想の深化をめざして、リベラリズムとの差異を明らかにする。
フェミニストが主張する「私の身体は私のもの」と、リベラリズムの身体の自己所有の概念とは同じものか。それぞれの特徴を探る。フェミニズムは「女の身体は女のもの」という中絶の自由の主張を、リベラリズムの権利の概念を用いて正当化してきた。しかし胎児の生命のとらえ方をめぐって、リベラリズムに対していらだちや違和感をかかえこんでいる。女性の権利と胎児の権利の衝突をどう調停すればよいのかを考え、二つの思想の特徴を明らかにする。リベラリズムを批判的に相対化しようとする試み。