神の神経学

脳に宗教の起源を求めて

新生出版（千代田区）
村本治　

• 価格: 1,320円（本体1,200円＋税）
• 発行年月: 2004年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784861280139

内容情報

[BOOKデータベースより]

「脳に内在する神」の発見。脳の働きと宗教活動の結びつきをやさしく解明。「神」の起源は、脳内の神経回路にある。神経学者、神経内科医として日米両国で、脳の高次機能障害の診療に活躍してきた著者の、長年の体験と研究の成果。宗教とは？神とは？宗教に関わる悲劇と紛争が後を絶たない現実を前に、今、宗教の起源を脳内の神経回路にとらえ、その原点に光をあてる。混迷する現代の宗教に対し、神経科学に基づく「宗教改革」の可能性を問う。

プロローグ　問題提起―宗教の起源を求めて
第１部　脳の中に宗教を求めて（宗教体験に関連した脳の構造と機能；脳の働きを調べる方法；神の存在と人間の認知―歴史的考察　ほか）
第２部　宗教の中に脳の働きを求めて（宗教の歴史的起源とその進化；心に内在する神の概念；人の本性の中に宿る「善」の思想　ほか）
第３部　脳内神経回路に内在する神―神経学的神論（神経学的神論による宗教の理解；神経学的神論から見た宗教の形成過程；「内なる神」と「外なる神」との葛藤　ほか）
エピローグ　「内なる神」を最愛の友として