- モノが語る日本の近現代生活
-
近現代考古学のすすめ
慶應義塾大学教養研究センター選書 1
- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2004年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784766410822
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ガラス瓶の考古学 増補
-
価格:3,850円(本体3,500円+税)
【2019年05月発売】
- 遺跡と現代社会
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2023年03月発売】
- 考古学とポピュラー・カルチャー
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2014年09月発売】
- 歴史に語られた遺跡・遺物
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2011年04月発売】
- 近現代日本人物史料情報辞典
-
価格:8,800円(本体8,000円+税)
【2004年07月発売】
[BOOKデータベースより]
わが国で考古学というと、どのようなものがイメージされるであろうか。一般には縄文時代の貝塚や各地に点在する古墳などの発掘調査の様子が想像される場合が多く、近代や現代という新しい時代の考古学がイメージされることはほとんどないであろう。しかし、遺跡の発掘調査では地表面に近いところから調査が開始されるため、縄文時代や旧石器時代などの古い時代の地層に達する前に新しい時代の遺跡調査を行わなければならない。すると近世や近現代という「新しい時代」の遺跡や遺物をどう扱うかが調査員にとって問題となってくるのである。なかでも文化財行政的にはあまり重要視されていない近現代遺跡は、遺跡調査に従事する調査員にとって対処に苦慮する存在である。そして、この状況をいかに打開してゆくかを我々は考えていかなければならないのである。
1 近現代考古学の現状
[日販商品データベースより]2 なぜ近現代考古学が必要なのか
3 近現代を考古学するということ
4 発掘された近現代生活(幕末〜明治の西洋遺物;漁村の文明開化;地方都市の生活;軍隊の日常生活;高度経済成長期の暮らし)
5 モノ研究としての近現代考古学(生活財研究と近現代考古学;遺物の組成と使用期間)
6 近現代考古学のすすめ
近現代遺跡が、文化財行政的にはあまり重要視されていない状況をいかに打開していくか。考古学の新たな研究領域として多くの可能性を秘めている、近現代考古学の本質を理解し、学問的位置づけを明確にできるよう解説する。