黄金国家

東アジアと平安日本
シリーズ民族を問う　３

青木書店
保立道久　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 2004年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784250204005

内容情報

[BOOKデータベースより]

金を独占し唐物を愛でた国家中枢。激動期の東アジア世界の中で、独占的権益を確保する貿易システムの形成と、「神国」の「万世一系」の王を自認する王権の内実を描く。

序章　「渡来人の王国」から民族複合国家へ
第１章　奈良時代の東アジアと渡来人（東アジアの平和と東大寺大仏；大仏開眼会の国際的風景　ほか）
第２章　九世紀日本と遣唐使（宝亀の遣唐使と「万世一系」；延暦の遣唐使と平城天皇の乱　ほか）
第３章　東アジアの内乱と一〇世紀日本（宇多天皇と寛平遣唐使の発起・停止；醍醐天皇と唐物御覧　ほか）
終章　黄金国家―平安日本（王権の外交権の物質的基礎―蔵人所納殿の黄金；金インゴットの流通と沽価　ほか）

[日販商品データベースより]

金を独占し、唐物を愛でた国家中枢。激動期の東アジア世界の中で、独占的権益を確保する貿易システムの形成と、「神国」の「万世一系」の王を自認する王権の内実を描く書。