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[BOOKデータベースより]
江戸時代の被差別民というと、どんなイメージをお持ちだろうか。「厳しく差別され、人のいやがるような仕事を押し付けられていた」、あるいは「社会外の存在として、一般の農民や町人たちから排除されていた」といったものだろうか、それとも「芸能や皮革の製造など、中世以来の技能を継承した職能集団」だろうか。また同時代、関東・江戸の被差別民の社会には弾左衛門という支配者がいたのだが、この制度についてはどうだろう。ちなみに少し前までは「被差別民の専制的支配者」とか、「幕府の下で農民や町人管理の一翼を担った。幕府はこのことを通じて民衆間の分断を図った」といった説明が有力だった。しかし本当にそういった説明で、弾左衛門制度のすべてが言い表せるのだろうか。本書が見ていくのは、まさにこうした疑問渦巻く近世都市江戸の被差別民社会である。
第1章 弾左衛門のはじまり
[日販商品データベースより]第2章 弾左衛門体制の確立にむけて
第3章 被差別民の町、浅草新町
第4章 江戸の非人たち
第5章 大道芸を生業とした乞胸と願人
第6章 弾左衛門体制―支配と自治の体制
第7章 自主的解放を求めて
被差別社会の支配者であった弾左衛門の生活は大名と同等のものだった。江戸開府から明治維新に至るまで、弾左衛門の支配構造と歴代の弾左衛門の系譜を辿り、江戸の被差別部落の暮らしとその解放の取り組みを語る。