近世兼好伝集成

東洋文庫　７１９

平凡社
川平敏文　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 2003年09月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784582807196

内容情報

[BOOKデータベースより]

『徒然草』大流行の中でさかんに語られた兼好の伝記。実はそれらは偽の記録をもとに作りだされたものだった。好色法師からまことしき隠者へ、また南朝の忠臣へ―兼好像の変容を辿る。

種生伝―元禄七年跋、正徳二年刊（篠田厚敬）
兼好諸国物語―宝永三年刊（閑寿）
奈良比野岡―享保十二年刊（利微）
兼好法師伝記考証―天保七年刊（野之口隆正）
参考資料　『園太暦』偽文

[日販商品データベースより]

『徒然草』大流行の中で盛んに語られた兼好の伝記。それらは偽の記録をもとに作り出されたものだった。好色法師からまことしき隠者へ、また南朝の忠臣へ…。兼好伝の生成と変容に辿る、江戸の「古典」発明の文化史。