- 小さいおばけ
-
Das kleine Gespenst.
徳間書店
オトフリート・プロイスラー フランツ・ヨーゼフ・トリップ 畑澤裕子- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2003年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784198617141
[BOOKデータベースより]
古いお城でしずかに楽しくくらしていた小さいおばけが、昼の世界をひとめ見たくてたまらなくなりました。ある日、願いがかなって昼間に目をさました小さいおばけは、さっそく見てまわろうと出かけましたが、日の光にあたったとたん、まっ白だった体がまっ黒になってしまったのです。そのうえ道にまよってしまって、さあ、たいへんです!それに昼のくらしはさわがしくて、お城に帰りたい気もちはだんだんつよくなりますが…?小さいおばけは、夜のおばけにもどれるのでしょうか?そして、もとのまっ白な体にもどれるでしょうか?ドイツを代表する児童文学作家プロイスラーが、小さいおばけの冒険を描いた楽しい物語。原書の絵をすべて収録してお届けします。小学校低・中学年から。
[日販商品データベースより]古いお城で静かに暮らしていた小さいおばけは、昼の世界をひと目見てみたくなった。ある日、昼間に目を覚ました小さいおばけは、さっそく外に出かけるが、日の光に当たったとたん、体が真っ黒になってしまい…。
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フクロウ城という古いお城に住む小さいおばけは、気のいい夜おばけ。いつも真夜中12時きっかりに目をさまし、城の中で大砲をころがしたり、伯爵や将軍の肖像画を相手に、何百年も前のむかし話をしたりします。ときどきはミミズクのシューフーのもとをたずねておしゃべりを楽しみます。小さいおばけはいつも13個の鍵のついた鍵束をもっています。この鍵束をひとふりすると、どんな鍵も開くんですからとってもべんりなんです。大好きな月夜のばんに「ヒッヒー! 月夜のフクロウ城は、なんてすてきなんだろう! ヒッヒー!」と、しあわせそうにふわっふわっと飛びまわる白い姿は、何百年も生きているはずなのに、まるでかわいいおばけの子どもみたいです。そんなおばけが昼の世界をひとめ見たくてたまらなくなりました。シューフーは「日の光の話は、やめてくださらんか」「昼間なんて、ろくなものではありませんぞ」とていねいな口調できびしくおこりますが、小さいおばけは我慢できません。なんとか昼に起きようとして、しっぱいばかり。でもどんな運命のいたずらか、ある日、目がさめたら昼で・・・!?最初のうちは喜んでいたおばけですが、白いからだが黒くなってしまうし、町の人に追い回されるし、おまけに大きな勘違いまでしてしまっていいことがありません。夜おばけにもどりたいのに、どうしたら夜の世界にもどれるのかわからない・・・。泣きだすおばけを助けてくれたのは誰だったでしょう? ドキドキのクライマックスを、読んで楽しんでくださいね。オトフリート・プロイスラーといえば『大どろぼうホッツェンプロッツ』が有名ですが、『小さいおばけ』『小さい水の精』『小さい魔女』もファンが多いです。おばけや妖精のような不思議な存在が、ちょっぴりドジでかわいらしくて、でもドキドキするような力も持っていて・・・、ゆかいな友人みたいに感じられる物語には、独特の魅力があります。あとがきによると、プロイスラーには語りが得意な祖母がいて、よくお話をしてもらっていたそうです。プロイスラーの作風や臨場感あふれる場面展開には、そんな子どものころの経験が影響しているのかもしれませんね。『小さいおばけ』の物語をもりあげるのは、『大どろぼうホッツェンプロッツ』と同じ、フランツ・ヨーゼフ・トリップの挿絵。小さいおばけのせいで町の人たちが右往左往、大騒ぎになる様子が、絵からもたっぷり伝わってきます!
(絵本ナビライター 大和田佳世)
おばけが好きな子どもは、ときどき笑いながら読んでいました。13個のカギをもっているところが楽しいです。
白い「夜おばけ」が、太陽のひかりに当たって黒くなってしまいました。また、白い夜おばけにもどれるのでしょうか、、、人間の子どもたちが助けてくれて、、、と元気でおもしろいお話でした。
50年も前に書かれたお話です。たくさんの子どもたちを、楽しませてくれたお話なんだなと思いました。(どくだみ茶さん 30代・秋田県 女の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】