欲望を読む

作者性、セクシュアリティ、そしてヘミングウェイ
Ｒｅａｄｉｎｇ　ｄｅｓｉｒｅ．

松柏社
デブラ・Ａ．モデルモグ　島村法夫　小笠原亜衣　

• 価格: 3,850円（本体3,500円＋税）
• 発行年月: 2003年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784775400500

内容情報

[BOOKデータベースより]

ヘミングウェイは「なぜ」ヘテロセクシュアルで男らしく「あらねばならない」のか？メディア、批評家、出版社、編集者、そして読者の、作者の構築をめぐる様々な欲望を「読む」。バルトやフーコーの反作者主義から「歴史を有する作者」を救出し、ポスト構造主義の視点から作者に接近を図る。セクシュアリティを中心に新たなヘミングウェイ像を提示。

１章　作者の死、そして回帰の後にヘミングウェイを読む
２章　作者への／の欲望―ヘミングウェイを脱構築する
３章　『エデンの園』から禁じられた欲望を追放する―資本主義とヘミングウェイの創出
４章　ヘミングウェイのフィクションと人生を再構成する
５章　批評的多文化主義、カノン形成された作者、そして欲望

[日販商品データベースより]

ヘミングウェイをケーススタディに、読み手の欲望が作者像の構築とテクストの読みに与える影響を精査。ポスト構造主義の視点から作者に接近をはかり、セクシュアリティを中心に新たなヘミングウェイ像を提示する。