- 竹光始末 改版
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- 価格
- 737円(本体670円+税)
- 発行年月
- 2002年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101247021
[BOOKデータベースより]
世の中変っても、変らないのは男の心―。一家の糊口を凌ぐために刀を売り、竹光を腰に仕官の条件である上意討へと向う浪人の心意気『竹光始末』。口喧しい女房を尻目に、藩の危機を未然に防ぐ一刀流剣士の手柄『恐妻の剣』。他に『石を抱く』『冬の終りに』等、小説巧者藤沢周平が、世の片隅で生きる男たちの意地と度胸を、ユーモラスに、陰翳豊かに描く傑作時代小説全6編。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 藤沢周平の著書のうちで、もっとも好きな一冊。 短編集だが、とくに表題作がいい。冒頭から妻子持ち中年男のやるせなさと負った荷の重さが、ユーモラスに描かれる。そして仕官のための試練を無事くぐった主人公にほっとしていると、最後の二行でどんでん返しをくらうことになる。構成が巧みなだけでなく、あちこちに切れのいい表現があって、これぞ短編のお手本といいたくなる一編。 ほかの短編もそれぞれ読み応え十分。
藤沢周平の著書のうちで、もっとも好きな一冊。 短編集だが、とくに表題作がいい。冒頭から妻子持ち中年男のやるせなさと負った荷の重さが、ユーモラスに描かれる。そして仕官のための試練を無事くぐった主人公にほっとしていると、最後の二行でどんでん返しをくらうことになる。構成が巧みなだけでなく、あちこちに切れのいい表現があって、これぞ短編のお手本といいたくなる一編。 ほかの短編もそれぞれ読み応え十分。
岩井三四二/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/11/29
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】