ロレンス研究ー『白孔雀』ー

朝日出版社
Ｄ．Ｈ．ロレンス研究会　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2003年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784255001982

内容情報

[BOOKデータベースより]

ヴィクトリア朝の残滓漂うイギリス社会／文化を新しい女、リスペクタビリティ、離村、存在の不安などの視点から読み解く。国内外の諸文献を網羅・紹介。

１　批評の小景―原点と展開（「原点」としての『白孔雀』論＝再考；『白孔雀』批評の広がり）
２　背景としての文化と社会―女性、労働者、農民（マドンナとマグダレンの間で―「新しい女」の背景にある母性の言説；『白孔雀』の中に描かれたピアノ―労働者階級のリスペクタビリティ；借地農サクストン家の人びとの行方）
３　遠景の諸相―意識、神話、自然（「時代の病」の表象―Ｄ．Ｈ．ロレンス、Ｔ．Ｅ．ロレンス、マックス・ヴェーバー；森の神殺しの物語―『白孔雀』と『ギルガメシュ叙事詩』；ネザミアの自然と内なる自然）

[日販商品データベースより]

Ｄ．Ｈ．ロレンスの長編第１作「白孔雀」についての論集。ヴィクトリア朝の残滓漂うイギリス社会／文化を、新しい女、リスペクタビリティ、離村、存在の不安などの視点から読み解く。国内外の諸文献を網羅・紹介。