貧好きの骨董

晶文社
尾久彰三　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2003年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784794965653

内容情報

[BOOKデータベースより]

不景気だから、というわけではない。慢性骨董病の著者は、モノを愛する気持ちは人一倍だが、恒常的にお金がない。それでも、美しいモノに出会うと発作的に、「買った！！」とのたまってしまう。マタギの女神様、貼雑屏風の下張り、シーサー、船箪笥、木のおろしに炭箱…。人が振り向かない、気付かないもののなかに、美は存在する。ビンボーな数寄者が引き起こす、悲喜こもごもの古民芸蒐集録。待望のエッセイ第３弾。

１　不思議な御縁のモノたち（薩摩焼；九州の神像　ほか）
２　「雑器帖」より（三種の面；線香立　ほか）
３　名もなき人が遺したモノ（泥絵雑感；「捨てられたものよ」　ほか）
４　ふたりの目利き（器は語る―柳と青山のこと；柳宗悦とそば猪口　ほか）

[日販商品データベースより]

民具、仏画、壺屋焼。誰も欲しがらない地味なモノも、見方次第で驚くほどモダンなものに変わる。ビンボーな数寄者が織りなす、古民芸蒐集の悲喜こもごも。不景気な時代を楽しくする骨董術。