ドイツの歴史小説

広島経済大学研究双書　第２３冊

三修社
山口裕　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2003年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784384012576

内容情報

[BOOKデータベースより]

本邦初のドイツ歴史小説論。十九世紀初頭の歴史小説の成立から、シュティフター、マイヤー、フォンターネ、ラーベ、ブレヒト…とつづく作品群を解説した。さらにバルザック級と評されるアレクシスの祖国小説の再評価、デーブリーンがスパルタクス団の一揆の挫折を壮大なスケールで描いた「ドイツ革命」の小説を紹介している。

第１章　ドイツ歴史小説の成立―ハウフの『リヒテンシュタイン』
第２章　祖国小説再評価―Ｗ．アレクシスの『平穏は市民の第一の義務』
第３章　歴史小説と政治―『ヴィティコー』と『ユルク・イェナチュ』
第４章　フォンターネの『嵐の前』とスコット
第５章　歴史小説の変種―ラーベの『オートフェルト』
第６章　歴史小説と風刺―ブレヒトのカエサル小説
第７章　デーブリーンの「ドイツ革命」の小説

[日販商品データベースより]

１９世紀初頭の歴史小説の成立から、マイヤー、フォンターネ、ラーベと続く作品群を解説。さらにアレクシスの祖国小説の再評価、デーブリーンの描いた「ドイツ革命」の小説も紹介する本邦初のドイツ歴史小説論。