- 逆説の日本史 7(中世王権編)
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- 価格
- 913円(本体830円+税)
- 発行年月
- 2003年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094020076
[BOOKデータベースより]
日本歴史上未曽有の戦乱期、その記録をなぜ『太平記』と名付けたのか?“天皇家乗っ取り”という野望成就を目前にして急死した足利義満は暗殺されたのか?数々の謎を秘めた南北朝の世に斬り込む逆説の日本史シリーズ文庫、待望の最新刊。
第1章 足利幕府と南北朝1 尊氏対後醍醐編―戦乱を招いた天皇絶対国家の理想(後醍醐が直面した軍事力無き中央政府のジレンマ;尊氏に幕府開設を決意させた直義の「ニセ綸旨」 ほか)
第2章 『太平記』に関する小論編―巻二十二の欠落が暗示する作者の正体(欠落した巻二十二を境に大きな断絶が存在する謎;タイトルに隠された「欠徳の人」後醍醐に対する作者の思想 ほか)
第3章 足利幕府と南北朝2 尊氏対直義編―幕府政治の確立を遅らせた兄弟ゲンカ(半世紀以上の戦乱を招いた足利尊氏は「平和の破綻者」か;弟直義に「非情」になれない尊氏が招いた二大派閥の抗争 ほか)
第4章 足利幕府と南北朝3 「日本王国」足利義満の野望編―「天皇家乗っ取り」直前の不可解な死(「和」の精神が通用しない南北朝時代に求められた“怪物将軍”;寺社勢力に対抗する軍事力・政治力を持たなかった室町幕府 ほか)
第5章 「恐怖の魔王」足利義教編―「くじ引き将軍」が目指した絶対権力(足利義満、徳川家康は絶対的権力を確立した「平和の創造者」;四代将軍義持の後継者を「くじ」で決めた室町“連合”政権の困惑 ほか)
中世王権をめぐる戦乱の記をなぜ『太平記』と呼ぶのか?
日本歴史史上、天皇という王権がこれほどまでに激震した時代があったろうか。王権をめぐって天皇家と、武力をもってのし上がった足利氏との争乱には多くの謎が秘められていた。たとえば、なぜ戦乱の記を『太平記』と呼ぶのか? 「天皇家乗っ取り」目前に急死した足利義満は暗殺されたのか? その義満の野望を、金閣寺の奇妙な三層構造から解読するという大胆な手法を駆使した著者会心の歴史ノンフィクション待望の文庫化なる。
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