地方分権時代の地方財政

同志社大学経済学研究叢書　７

有斐閣
伊多波良雄　

• 価格: 4,840円（本体4,400円＋税）
• 発行年月: 2002年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784641161603

内容情報

[BOOKデータベースより]

現在、日本は地方分権時代を迎えて地方財政改革に直面しようとしている。これから、改革の道を探るためには、地方財政の現状評価と望ましい地方財政の提示が要請される。本書はこのような要請に応えるべく、地域公共財の最適供給と地域間の最適人口配分の観点から、補助金を実証的に分析すると同時に、補助金・地方税制度を規範的に分析することを意図している。

地域公共財のスピル・オーバーがないケース
国民公共財のケース
一般的な形でスピル・オーバーがあるケース
補助金と地方税の関係
都市規模の現状
補助金の財政調整効果、所得再分配効果および経済厚生
地方交付税制度と地域公共財の最適供給
補助金の経済厚生分析―理論的アプローチ
補助金の経済厚生分析―実証的アプローチ
最適地方税制度―民間資本がないケース
最適地方税制度―民間資本を含むケース
地方債と地方税の等価値

[日販商品データベースより]

地方分権化のもとでの地方公共財の最適供給と地域間の人口の最適配分の視点から、精緻な理論的・実証的分析を展開。これからの補助金・地方税制度について規範的探求の成果を提示する貴重な研究成果。