清代の市場構造と経済政策

名古屋大学出版会
山本進　

• 価格: 7,480円（本体6,800円＋税）
• 発行年月: 2002年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784815804381

内容情報

[BOOKデータベースより]

米穀・棉布の二大商品を軸に、各地で叢生した地域産品の盛衰と地域間分業の展開を詳述、政府の市場政策への新たな視角の提起により、清代市場の構造的特質を浮き彫りにした労作。

清代市場研究の成果と課題
第１部　長江流域（清代湖広の水稲作と棉業；清代前期の平糶政策；清代中期四川における棉業と経済政策；清代後期四川における商品生産の展開；安徽米流通と清代崇明の棉業）
第２部　華南沿海部（清代福建の商品生産と台湾米流通；清代広東の商品生産と広西米流通）
第３部　華北（清代山東の棉業と華北沿海部の食糧政策；清代直隷の棉業と李鴻章の直隷統治；清代華北内陸部の市場構造と教民紡織）
地域経済圏の終焉