- 未来人の家
-
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2002年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784652020876
[BOOKデータベースより]
新鮮なアイデア、完全なプロット、意外な結末―三要素そろったショートショートの面白さ!星新一オモシロびっくり市。
[日販商品データベースより]廃品回収業のエヌ氏の所へ、未来からテット博士がやってきた。エヌ氏は廃品と何でもそろう便利な別荘と交換するが…。新鮮なアイデア、完全なプロット、意外な結末と3要素そろった、15編のSF短編集。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- それでも僕は東大に合格したかった
-
価格:880円(本体800円+税)
【2025年04月発売】
- 約束された移動
-
価格:748円(本体680円+税)
【2022年08月発売】
- 耳に棲むもの
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2024年10月発売】
- 完璧な病室
-
価格:792円(本体720円+税)
【2023年02月発売】
- 貴婦人Aの蘇生 新装版
-
価格:792円(本体720円+税)
【2023年09月発売】
『星新一ショートショートセレクション7』(理論社)。
表題作である「未来人の家」をはじめとして、15篇の「ショートショート」が収められた、児童書。
装幀・挿絵(それぞれの作品にひとつ挿絵がついています)は、和田誠さん。
装幀を担当している和田誠さんは星さんの子ども向けの作品に多くの絵を提供しているが、そのことについて和田さんはこんなことを言っている。
「多くの画家は大事なオチを絵にしてしまうから」だと。
そのあたりが星さんに気に入られたのだろうが、オチを気にするということでいえば、作品のタイトルの付け方もそんな感じがする。
この巻でいえば、「出現と普及」「金銭と悩み」「風と海」「石柱」「吉と凶」といった、実にそっけない、タイトルからストーリーは想像もできないものが多い。
そういう点にも心を配ったのではないだろうか。
表題作の「未来人の家」などは、なんとなく未来の人が住む家の話だとわかる。
この家は未来人がタイムマシンで運び込んだ、すべてが全自動の便利な家。
それを手にいれたエヌ氏だったが、ある時家の様子がおかしいことに気がつく。
この家は設置された時計ですべての作業、掃除とか炊事とかが設定されているのだが、それが少しずつ遅れているではないか。
この話など、単に便利な未来の家ということではなく、オチは未来人が持ち込んだところにある。
はて? その理由(わけ)は。
和田誠さん流に「お楽しみはこれからだ」。(夏の雨さん 60代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】