量子力学的“オームの法則”

パリティブックス　

丸善出版
小野嘉之　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2002年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784621070246

内容情報

[BOOKデータベースより]

伝導現象の最も基本的な法則である「オームの法則」。電流や抵抗は、量子力学的にはどう記述されるのだろうか。非日常的な量子の世界で、電子の挙動のおもしろさを満喫してほしい。その物性への影響も見えてくる。

第１章　電子１つずつの動きを追う
第２章　量子ホール効果
第３章　見えないものを見えるようにする伝導現象―アハラノフ‐ボーム効果
第４章　アンダーソン局在って何？―伝導現象における不純物散乱と電子状態の役割
第５章　狭い通路をくぐり抜ける電子―コンダクタンスの量子化
第６章　二重障壁を素通りする電子―共鳴トンネル効果
第７章　磁場中でも曲がらない電子―ホール効果の消失
第８章　電子で遊ぶピンボール―アンチドット・アレイ
第９章　電子波をしぼり込む―レンズ効果と負の抵抗
第１０章　超伝導でもないのに永久電流？
第１１章　量子カオスとオームの法則

[日販商品データベースより]

パリティ誌連載講座の単行本化。伝導現象の最も基本的な法則「オームの法則」。電流や抵抗は量子力学的にはどう記述されるのか。微視的視点から物質の電気伝導現象を解説し、物性論の基礎的理解を促す。