- まほうの夏
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- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2002年05月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784265034727
[日販商品データベースより]
弟と2人でお母さんの田舎へ行った。海辺の町だけど森もあって、川もあった。学校のプールとゲームと麦茶の日々が一転、ぼくたちを真っ黒にする魔法の夏になった…。少年の生き生きとした夏休みを描いた絵本。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
本の内容は、都会に住む兄弟が夏休みにお母さんの実家(田舎)に遊びにゆくといった内容です。出だしに兄弟の普段の夏休みぶりが描かれていて、現在の子供たちのある意味忙しさをも物語っています。※プールや家ではゲーム等そんな生活から田舎へと飛び出した兄弟は、見たこともない感じたこともない田舎の暮らしに驚き。生きていることや本当の意味での遊び等に感動して行くといったストーリーです。多分、私の娘たちに読ませてもワクワクドキドキしてしまうでしょう。昭和30年代に生まれた私たちが遊んできた「水着も来ないで川や海に入っていって魚を捕まえたり」女の子であろうと「誰が一番木登りがうまいかと競争したり」今では、危ないからと規制されてしまう花火を思う存分遠慮なく楽しんだりと、当たり前のような遊びが都会の兄弟にとっては「まほう」のように楽しかったのでしょう。頭から靴の中まで泥だらけで遊べるなんて今ではありませんものね。本当の意味での遊びとは何か?夏休みの過ごし方についてこのまほうの夏を読んで昭和の楽しかった夏休みをお子さんに話しながら一緒に読んで楽しんでほしいと推薦させていただきます。
東京に暮らす兄弟の夏休みのおはなし。お父さんもお母さんもお仕事で、今日も学校のプールとゲームと麦茶、ポテトチップス。すっかり退屈していた二人に、いなかのおじさんから遊びに来いとはがきが来ます。二人は東京を脱出してお母さんのいなかへ。イヤッホー!いなかの子と友達になった二人は、むしとりに森へ行きます。川に落ち、ヤブカにさされ、夕立にあってぐちゅぐちゅのボコボコのどろどろになるのですが、初めての経験に不思議と気持ちよさを感じます。夕飯はとれたての野菜、新鮮な魚、となりの豆腐屋さんが作った豆腐。びっくりするくらいたくさん食べます。そして海水浴、釣りとドキドキ楽しいことばかり。真っ黒になって東京へ帰ります。「またくるよ!」
都会で暮らす子供達(特に男の子)にとって、田舎で過ごす夏休みは何と刺激的なことでしょうか。都会では体験することの出来ない、本物の自然の中でののびのびとした遊びや新鮮な食事といった、田舎ならではの魅力が存分に描かれています。森や川での忘れられない体験、さかなをたくさん釣ったときの何とも誇らしい気持ち...都会に住むお父さんから息子さんへ読んであげることをオススメします。
この絵本のお話は
我が息子が私の実家で過ごす夏休みにとても似ています。
(実家のある都市はもうちょっと「町」ですが)
息子も田舎暮らしが大好きです。
帰省の度に(息子の夏休みはここにあるんだなぁ)と感じます。
そして お話の中に出てくる男の子と同じように
家に帰りたくなくなっちゃうんですよね。
でも生活は「家」のある都会にありますから
泣く泣く帰ってくるわけですが…。
自宅に戻り 普段の生活が始まってしまうと
実家で過ごした夏は 夢だったのではないかと思われる瞬間もあり
我が家の帰省もまさに「まほうの夏」です。
この絵本を読む度に帰省した時間を思い出します。
大好きな絵本です。(西の魔女さん 40代・福岡県 女の子15歳、男の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】