石ころだって役に立つ

「本」と「物語」に関する記憶の「物語」

集英社
関川夏央　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2002年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784087745788

内容情報

[BOOKデータベースより]

記憶は物語となり、やがて小さな歴史となる。５０年代にはじまり７０年代にいたる、回想の井戸から汲み上げる中年の生彩。

なぜ私は本を読むのがやめられないのか
一九六三年の退屈―『乾いた花』
６８ｅｒｓ（シックスティエイターズ）
海岸行きの電車
須賀敦子の風景
紙とインクのにおい
記すことなし。存在した。
石ころだって役に立つ

[日販商品データベースより]

人は誰でも時代の刻印を受ける。どんな本が自分をつくったのか、どんな物語に自分を託そうとしたのか。団塊の世代である著者が、５０年代から７０年代にかけての本と物語の記憶をたどる逆青春エッセイ。