富、権力、そして神

社会環境論序説
横浜商科大学学術研究叢書　

日本評論社
楠井敏朗　

• 価格: 4,730円（本体4,300円＋税）
• 発行年月: 2002年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784535583160

内容情報

[BOOKデータベースより]

本書は、「環境問題」や「社会問題」に関心をもった学生や一般読者を対象に、人間と自然との関係、社会の経済的仕組みや政治的仕組み、さらに宗教問題の基本的な枠組みをできるかぎり分かり易く解説しようとして書かれた書物である。

「社会環境」とは何か―本書の目的と課題
第１部　「富」をめぐる人間の関係（経済社会はどのように組み立てられているか；資本の「合理性」と人間の問題；「貨幣」の経済的役割；「社会環境」と「自然環境」）
第２部　「権力」をめぐる人間の関係（われわれにとって「政治」とは何か、「国家」とは何か；近代以前の「国家」と「社会」；「都市」の歴史的役割―「民主政治」を生み出した西洋の「都市」；「近代国家」と「民主政治」）
第３部　「神」をめぐる人間の関係（「宗教」は、どうして学問的に問題とされなければならないのか；宗教の成立とその「社会環境」に及ぼした影響；宗教と「社会層」；「神義論」と「救済方法」）

[日販商品データベースより]

「環境問題」や「社会問題」に関心をもった人を対象に、人間と自然との関係、社会の経済的・政治的仕組み、宗教問題をやさしく解説。社会科学の原点を求め、権力と神をめぐる人と人の関係を歴史的・思想的に描く。