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1994ー2002
ポット出版 長岡義幸
点
1994年…JR東日本の『週刊文春』販売拒否事件から、2002年…鈴木書店倒産で露わになった矛盾まで。出版回生を考えるためのヒントを見出す一冊。
第1章 出版業界の黄昏―硬直した流通の落とし穴第2章 図書規制の実情―青少年条例強化をめぐって第3章 変容する出版産業―進取としがらみのはざま第4章 出版界の折々―ときどきの出来事と話題第5章 すすむ再販制見直し―せめぎあう文化論と産業論第6章 出版の自由と人権―出版の“倫理”と民間の“道徳”―第7章 出版物を取り巻く規制―青少年条例と法的規制の動向第8章 出版労働の裏面で―「人は石垣、人は城」!?
[まえがきより抜粋]出版をテーマにするインディペンデント(フリーランス)の取材記者として、ときどきの関心のおもむくままに業界の動きを追い、批評的な発言をしてきた。“本流”よりも“周縁”を意識して私なりの視点を提示しようとしてきたつもりだったけれど、あらためて自分の書いたものを読み返してみると、様々な切り口から業界の出来事を敷衍したひとつの“同時代史”あるいは“軌跡”として世に問えるのではないかと思えてきた。一冊の本として「市場」に投げかけ、より多くの読者(消費者)と出会い、問題意識を共有できたならと思ったのが本書を編むことにした最大の理由だ。過去を振り返ることで出版業界はこれからどうなるのか、どうするのかをともに考えるきっかけとしたい。本文は、大きくはふたつの切り口を持っている。産業としての出版の側面から再販制や流通の現状・問題点に触れた記事と、出版産業を存立させる精神的基盤ともいえる「出版の自由(流通の自由)」の実際をレポートした内容のふたつだ。業界問題については出版社・取次・書店・読者という言葉をいったんメーカー・卸・小売・消費者という言葉に置き換え、その関係性から産業を見直したいという観点を強く押しだし、同時に、出版の自由を単なる理念的なものにしないために流通との連関を意識した論点を提示するよう努めた。その問題意識の延長線上で、出版にかかわる業界内外の出来事、出版で働く労働者の問題にまで話題を広げている。
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[BOOKデータベースより]
1994年…JR東日本の『週刊文春』販売拒否事件から、2002年…鈴木書店倒産で露わになった矛盾まで。出版回生を考えるためのヒントを見出す一冊。
第1章 出版業界の黄昏―硬直した流通の落とし穴
[日販商品データベースより]第2章 図書規制の実情―青少年条例強化をめぐって
第3章 変容する出版産業―進取としがらみのはざま
第4章 出版界の折々―ときどきの出来事と話題
第5章 すすむ再販制見直し―せめぎあう文化論と産業論
第6章 出版の自由と人権―出版の“倫理”と民間の“道徳”―第7章 出版物を取り巻く規制―青少年条例と法的規制の動向
第8章 出版労働の裏面で―「人は石垣、人は城」!?
[まえがきより抜粋]
出版をテーマにするインディペンデント(フリーランス)の取材記者として、ときどきの関心のおもむくままに業界の動きを追い、批評的な発言をしてきた。“本流”よりも“周縁”を意識して私なりの視点を提示しようとしてきたつもりだったけれど、あらためて自分の書いたものを読み返してみると、様々な切り口から業界の出来事を敷衍したひとつの“同時代史”あるいは“軌跡”として世に問えるのではないかと思えてきた。一冊の本として「市場」に投げかけ、より多くの読者(消費者)と出会い、問題意識を共有できたならと思ったのが本書を編むことにした最大の理由だ。過去を振り返ることで出版業界はこれからどうなるのか、どうするのかをともに考えるきっかけとしたい。
本文は、大きくはふたつの切り口を持っている。産業としての出版の側面から再販制や流通の現状・問題点に触れた記事と、出版産業を存立させる精神的基盤ともいえる「出版の自由(流通の自由)」の実際をレポートした内容のふたつだ。
業界問題については出版社・取次・書店・読者という言葉をいったんメーカー・卸・小売・消費者という言葉に置き換え、その関係性から産業を見直したいという観点を強く押しだし、同時に、出版の自由を単なる理念的なものにしないために流通との連関を意識した論点を提示するよう努めた。その問題意識の延長線上で、出版にかかわる業界内外の出来事、出版で働く労働者の問題にまで話題を広げている。