兆民をひらく

明治近代の＜夢＞を求めて
日本アンソロジー　

光芒社
井田進也　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2001年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784895421911

内容情報

[BOOKデータベースより]

中江兆民、１００年前に日本の現実と格闘した傑物。この入り組んだ多面体をどうとらえるか？今日の政治・思想状況を踏まえつつ、気鋭の論客たちがこの男の夢の軌跡を追う。

第１部　「政治」を超えて（兆民と政治的なるものの超克；兆民とフランス　ほか）
第２部　もう一つの近代（明治初期『民約論』諸訳の比較検討；『維氏美学』と日本近代美術―フォンタネージ、フェノロサ、ヴェロン　ほか）
第３部　ジャーナリストの眼（議員辞職―短慮か熟慮か；ジャーナリスト兆民　ほか）
第４部　危機のエクリチュール（兆民『三酔人経綸問答』を読む；『三酔人経綸問答』を読む―“奇人”伝説とエクリチュール　ほか）
第５部　一〇一年の夢（兆民絶筆「文章経国」の行方；「兆民の子」中江丑吉と私　ほか）

[日販商品データベースより]

１００年前に日本の現実と格闘した自由民権思想家・中江兆民。福沢諭吉と並ぶ兆民とは一体何者か。今日の政治・思想状況を踏まえつつ、気鋭の論者たちが兆民の「夢の軌跡」を追う。兆民没後１００年の記念論集。