日本人とさかなの出会い

繩文遺跡に見る源流
角川選書　３３１

角川書店 ＫＡＤＯＫＡＷＡ
河井智康　

• 価格: 1,650円（本体1,500円＋税）
• 発行年月: 2001年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784047033313

内容情報

[BOOKデータベースより]

氷河期が終結し、「縄文海進」により現在よりも数メートル海面が高かった縄文時代の日本列島。温暖な気候のもと約一万年続いたこの時代に、人々はすでに高度な魚食文化を展開していた。貝塚を始め全国に残る縄文遺跡からの出土品は、当時の食生活を物語る。中里貝塚のマガキ養殖の可能性、三内丸山遺跡のサケとマダイの骨の同時出土のほか、大森貝塚や夏島貝塚、加曽利貝塚の発掘成果を検証し、日本人の魚食文化のルーツを探る。

第１章　縄文のタイムカプセル・貝塚（縄文時代イントロダクション；貝塚の地理と歴史　ほか）
第２章　代表的三貝塚をさぐる（日本考古学発祥の大森貝塚；日本最古の夏島貝塚　ほか）
第３章　中里貝塚に見る驚きの文化（大量の貝殻と加工場；出土した杭列の謎　ほか）
第４章　三内丸山にさかなの謎を追う（日本中を興奮させた三内丸山遺跡の発掘；魚骨が語る海の幸　ほか）
第５章　さかなから見た縄文の自然と文化（縄文海進とハイガイの消長；さかな事情への発掘出土情報誌からの補足　ほか）

[日販商品データベースより]

温暖な気候のもと、約１万年続いた繩文時代の日本列島。この時代に人々はすでに高度な魚食文化を展開していた。大森貝塚や夏島貝塚などの発掘成果を検証し、日本人の魚食文化のルーツを探る。