- 杉原千畝
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六千人の命を救った外交官
小学館版学習まんが人物館
- 価格
- 935円(本体850円+税)
- 発行年月
- 2001年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784092701137
[BOOKデータベースより]
序章 命を救うビザ
第1章 海の向こうの国へ
第2章 若き外交官
第3章 命をかけた決心
第4章 28年ぶりの再会
外交官・杉原千畝は、1940年リトアニアで、ナチスの迫害から逃れようとしたユダヤ人難民に、人道的立場から独断でビザを発給し六千人を超える人々の、尊い命を救いました。戦後、独断の責を問われて外務省から解職。しかし、イスラエル政府から送られた『諸国民の中の正義の人』賞を始め、西欧諸国から多くの表彰を受けました。もしあのとき、杉原が外務省の命令通り、ビザ発給を拒否してユダヤ人を見殺しにしていたら、戦後日本は、世界中の国から猛烈な非難を受けていたでしょう。杉原は、ユダヤ人の命と同時に日本をも救ったのです。人権と国際協調の時代の新たな旗手として、杉原千畝は、世界中の教科書で大いに取り上げられることでしょう。
第二次世界大戦下がメインのお話なので、かなり重い空気が漂うシーンが続くのですが、コミカルタッチなのでかなり読みやすく、また、千畝さんの温かな人柄がとてもよく伝わってきます。
自分の行動が国という大きな機関にどう思われるのか、一方で目の前にいる人達にどう影響するのかという緊迫した状況の中で、勇気ある行動に移すことが出来たその心の強さは、読む人に強く訴えかけるものがあるのではないかと思います。
(hime59153さん 50代・三重県 男の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】