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[BOOKデータベースより]
むかしむかし、あるところに、とっても大きな鼻をもった人がいました。あんまり大きくて重いので、その人が一歩ずつ歩くたびに、前の地面にめりこんで大きなあながあくほどでした。ちょっとわがまま、だけど愛すべきふつうの人々がくりひろげるおかしなおかしなナンセンスコメディー。
[日販商品データベースより]昔々、ある所にとっても大きな鼻を持った人がいました…。ムシャノコウジガワさんの巨大な鼻をめぐって、ちょっとわがまま、だけど愛すべき普通の人々が繰り広げる、おかしなおかしなナンセンスコメディ。
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名古屋市立図書館の三・四年生のお勧めリストにありました。
武者小路実篤の「友情」と芥川龍之介の「鼻」をもじったようなタイトルですが、内容は奇想天外で楽しかったです。
あまりに大きくて重い鼻を持つムシャノコウジガワさん。歩くたびに大きな穴があき、一人では立ち上がれないので、町中の人が協力し合って救出します。
そんな生活にも疲れてきた町の人たち。ムシャノコウジガワさんの鼻を何とかしようと話し合います。
これだけでも、何だかおもしろそうなお話だと思いませんか。
ムシャノコウジさんの鼻がどうなるのか?知りたくて一気読みしてしまいました。
気の毒な話ではあるのだけど、ムシャノコウジさんがなまけ者だったり、関わる人たちの胸算用やがわかったり、それぞれの思惑・気持ちがしっかり描かれているので、そこここでクスクスッと笑えました。
読み聞かせしながら息子と笑い合ってしまいました。
二宮由紀子さん、児童書を読み始めてから注目している作家さんの一人です。読み物の楽しさが味わえます。
こんな楽しい本なのに、近くの図書館では閉架になっているし、私が借りた図書館でも新品同様、読書離れが進むと言われている中学年のお子さんに読んでほしいです。
大人が先に読んでこんな楽しい本があるよと伝えたくなるお話です。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子8歳)
【情報提供・絵本ナビ】