歴史に学ぶ不況に勝つ経営術

広済堂文庫　１３００

廣済堂出版
童門冬二　

• 価格: 660円（本体600円＋税）
• 発行年月: 2001年11月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784331653005

内容情報

[BOOKデータベースより]

日本人は“日本式経営”ということばに幻想と錯覚を抱いていないだろうか。戦国時代、江戸時代の中小企業というべき武将・大名・商人たちの経営ははるかにきびしく、しかしゆたかで、ふくらみのある経営術を駆使してきた。歴史のなかから“真の日本式経営術”“元気の出る経営術”を学ぶ。

気骨人をうならせる物の贈り方―河村瑞賢
昼行灯式経営法―大石内蔵助
“狭山茶”の恩人―柳沢吉保
美しい技術バカの魂―服部長七
親切心という品物―野田六左衛門
転職者迎え入れの論理―加藤清正
従業員規制は“一条”で足りる―山片蟠桃
大衆の“心の空き部屋”にぬくもりを―豊島屋十右衛門
川越城主“チエ伊豆”の経営感覚―松平信綱
地域還元も広い意味の商い―中井源左衛門
世間様へのご恩返し―松居遊
経営の文化化―暁鐘成
ブランド志向を活用―海保青陵
妻という共同経営者―伊藤八重
国際貿易道―末次平蔵
武士に劣らぬ気骨―浜口梧陵
男まさりの新日本経営者―大浦慶
地域密着商法―伊藤次郎左右衛門
貿易で日露和平の礎を築く―高田屋嘉兵衛
従業員の不平不満をヒントに事業拡大―鴻池新六
情報への鋭い感性―市島次郎吉
俳聖芭蕉に商人道を学ぶ―塚本定次一家
幕末志士の大スポンサー―白石正一郎
後継者選びに合議制を導入―徳川家康
ハンパじゃない戦国精神―堀主水
使いまくった江戸の豪商たち―淀屋辰五郎、紀伊国屋文左衛門
田沼時代の申し子たち―田村元雄、平賀源内、工藤平助