仮面と遊戯

フリードリヒ・シラーの世界

鳥影社
梅澤知之　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 2001年07月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784886295859

内容情報

[BOOKデータベースより]

今、なぜシラーなのか！？シラー研究をこれまでの桎梏から解き放ち、われわれの関心と目線で詩人の実像を捉え直す。１８世紀の詩人の声はどこまで現代人の心にとどくのか。

第１部　舞台と表象（『群盗』―演劇修業と観客操作；『オルレアンの乙女』―キリスト教的世界観へのアンチテーゼ；革命の図像学―『ヴィルヘルム・テル』）
第２部　権力と文化（仮面・演技・政治―『ジェノヴァのフィエスコの反乱―共和主義の悲劇』；「意味の物語」としての歴史劇をこえて―『ドン・カルロス』の重層性；『ヴァレンシュタイン』三部作―トラウマをかかえたカリスマの悲劇　ほか）
第３部　レトリックとユートピア（シラーのバラーデにおける「ことば」と「歴史」―『人質』の解釈をてがかりに；自然を超えるまなざし―思想詩『逍遙』について；シラーの物語における虚と実―『失われた名誉ゆえの犯罪者』を中心にして　ほか）

[日販商品データベースより]

今、なぜシラーなのか!?シラー研究をこれまでの桎梏から解き放ち、われわれの関心と目線で詩人の実像を捉え直す。18世紀の詩人の声はどこまで現代人の心にとどくのか。