世界をときめかした伊万里焼

角川書店 ＫＡＤＯＫＡＷＡ
矢部良明　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2000年12月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784048511247

内容情報

[BOOKデータベースより]

初期伊万里、柿右衛門、古九谷、鍋島、金襴手、染付など、１７世紀に工芸の大輪の精華を開花させた伊万里焼。陶磁史研究の第一人者である著者が、その研究成果のすべてを凝縮して論述。さまざまな様式の発生と展開という視点から探る、はじめての伊万里論集大成。

１　磁器の創始と初期伊万里（新窯が佐賀に勃興した桃山時代；李参平と白磁の創始；古染付を手本とした伊万里草創期　ほか）
２　初代柿右衛門と初期の色絵（色絵の開発；色絵の素地と上絵具；初期の色絵は古九谷様式の色絵　ほか）
３　優美、雄渾、絢爛を競う色絵磁器（西欧人を魅了した柿右衛門様式の優雅な工芸美；日本の油絵、古九谷様式の芸術美；富豪の夢を誘う、華麗なる金襴手　ほか）
４　伊万里焼を下から支えた染付磁器（輸出物時代初期の染付；輸出用の染付の展開；１６６０‐７０年代の山辺田窯の染付　ほか）

[日販商品データベースより]

初期伊万里、柿右衛門、古九谷など１７世紀に世界に雄飛した優美で精緻な伊万里焼の魅力を、様式の発生と展開の視点からわかりやすく解説。鑑賞と理解を深める１冊。