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- 現代韓国の思想
-
一九八〇ー一九九〇年代
岩波書店
尹健次
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2000年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000227117


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[BOOKデータベースより]
日本の植民地支配、解放、朝鮮戦争、そして南北分断の固定化。朝鮮半島の激動の時代、韓国の知識人はどんな試練に直面し、どう格闘してきたのか。本書は1980年代以降、とくに90年代を中心に現代韓国の思想の変容を民主化運動や労働運動・統一運動、そして各種市民運動の展開などに即して跡づけ、南北統一に向けた新たな思想の枠組みを模索する。直面する現実の重さを知るその苦闘の足跡は、同時代を生きるわれわれの思想の姿をも照らし出す。
第1章 韓国同時代史への視角(「革命の時代」1980年代と知識人;資本主義論争とマルクス主義;韓国近現代史の枠組み;「民衆」概念と中間層論争)
第2章 激変にさらされる思想(社会主義圏の崩壊と進歩陣営の動揺;マルクス主義の分化とアルチュセール;金泳三政権下の政治・思想空間と市民社会論;市民運動の展開と急進的民主主義論)
第3章 「近代」を問う―1990年代(ポストモダニズムと「近代性」;「脱近代」と新左派;旧左派とマルクス主義の再構成;せめぎあう歴史認識)
第4章 混迷する思想―新時代への模索(金大中政権の誕生(1998年)と新自由主義;脱冷戦下の分断パラダイム;モダニティと「脱植民地主義」;思想の再構築)
むすびにかえて―韓国の同時代思想からなにを学ぶか