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[BOOKデータベースより]
現在なお太極拳の人気は高い。しかしながらますます体操競技化し本来の姿とは異なった代物に奇型化しつつあることも事実である。太極拳は考えぬかれた強猛かつ駿足を誇る拳法であっても主観的審美眼で採点する踊りではない。本書は、前著『太極拳の科学』ともに、重要な論点をカバーしたものである。
基礎理論(構えは技法の最終形態;スタンスこそ発勁の核心技術 ほか)
攻撃理論(初心者が形を覚えただけでは何ら意味なし;靴を使うのも技のうち ほか)
防禦理論(太極拳の防禦は円圏と採;敵の攻撃の手足を攻撃して防禦する ほか)
技法理論(太極拳の名流の基準とは;金剛搗碓―陳式太極拳の象徴技 ほか)
秘伝理論(発勁のコツは心法による身体コントロール;上級者の技はテイクバックとカウンター ほか)