- モンゴルを知るための60章
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- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2000年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784750312743
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【2012年06月発売】
[BOOKデータベースより]
モンゴルは近年メディアを通じて一般の耳目を惹くようになった。しかし昭和50年代、モンゴル語の勉強を始めた著者に、友人たちは「モンゴルを学んでどうするのか」と質問した。それほど当時モンゴルは日本に知られておらず、日本人がモンゴルを学ぶ社会的・経済的な意味も稀薄だった。これはモンゴルでも同様で、同じころ日本語を学んだモンゴル人の友人も、「日本語を学んでどうする」と言われたという。加えて社会主義モンゴルでは、資本主義日本を評価することへの政治的禁忌もあったから、日本学の未来は必ずしも明るくなかった。本書は著者の受けた疑問に対する当面の解答でもある。本書を通じてモンゴル学が有意義なうえ興味深い学問であることが示せれば、本書執筆の目的の一端は達成されたといえよう。
1 モンゴルとはどんな国?(モンゴル人の土地「モンゴリア」―流動的だった国土;世界に分散するモンゴル民族(モンゴル国と内蒙古;ブリヤートとカルムィク)ほか)
2 牧畜生活と思考・言語・宗教(長城とシナ「古来の領土」―異なる国境の理解;北から見た万里の長城―漢族侵略のあかし;シナの賎はモンゴルの聖―自然観にもとづく平等性 ほか)
3 起源から現代まで(モンゴル人の先祖と先祖意義―アイデンティティは遊牧的牧畜とシャマニズム;匈奴がつくった遊牧帝国の伝統―軍事性、社会システム、人種意識;草原国家の伝統―国名や君主を変えながら受け継ぐ匈奴の伝統 ほか)