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価格:660円(本体600円+税)
【1991年11月発売】
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[BOOKデータベースより]
“旅”はイギリス文化の特質を表すキーワードである。放浪するピカロ、冒険を通して成長する児童文学の子どもたち、潜入するスパイ、村から村へわたる行商人、日常からのひそかな逸脱を試みるヒロインたち。さらには大英帝国から植民地に向けての進出も、その遺産としての現代の多文化社会の成立も、“旅”をキーワードとして読み直すことができる。本書は、イギリス文化への考察を織り込みながら、さまざまな“旅”の表象を通して、イギリス小説の豊かな源泉とその面白さを再発見しようとするものである。
序 “旅”と近代的美意識の変遷
第1部 日常から遠く離れて(浜辺のそよ風・海の嵐―『説得』のヒロインと『フランケンシュタイン』のモンスターの旅;緑・空気・ディケンズ―ヴィクトリア時代の都市問題と小旅行 ほか)
第2部 冒険と放浪と(通過儀礼としての旅―ルイス・キャロル、トールキン、C・S・ルイスの行きて帰りし物語;海に出る二人のヒーロー―デフォーとスウィフトの場合 ほか)
第3部 越境と潜入と(旅人の横顔―G・エリオット、ハーディの行商人たち;諜報の旅―スパイの旅の日常性と非日常性 ほか)
第4部 世界の中心、世界の果て(荒々しき探求の帰結―ハガード、コンラッド、ロレンス;帝国の商業ネットワークの拡大―ディケンズ、コリンズの異文化受容 ほか)